この度、(株)ウェルネスライフサポート研究所では、セルフウェルネス・タッチケア®の効果測定実験を行いました。
働く女性(実験協力者44名)を対象に、2023年8月1日~31日までの1か月間で、10回のセルフウェルネス・タッチケア®を約5分程度行っていただきました。その効果をアンケート形式で回答後、桜美林大学リベラルアーツ学群 山口創教授に分析を頂いた結果を以下に公表いたします。
1 各セルフウェルネス・タッチケア®の前後の感情尺度(TMS)
合計10回の実験に協力し、回答があった21名のデータを対象に分析を行いました。
1回目〜10回目の各因子ごとに、平均点を算出し、それをセルフウェルネス・タッチケア®の前後で平均値に有意差があるか、t検定を行い検討しました。
その結果、全ての因子について有意差が認められました。
「緊張」「抑うつ」「怒り」「混乱」「疲労」が有意に低減し、「活気」は有意に上昇しました。
このことから、セルフウェルネス・タッチケア®は、交感神経の高まりを鎮めると同時に、副交感神経を優位にして活気を高め、ちょうど良い覚醒水準にしてくれる効果があると推察されます。
2 実験全体の前と後の比較
実験前の回答者31名、実験後の回答者24名のデータのうち、両方が揃った24名を対象に分析しました。
実験前(ベースライン)と、10回のセルフタッチングを行った後の2回のデータを比較し、有意差の有無についてt検定を行いました。
その結果、「イライラ感」と「不安感」が有意に低下していました。
セルフウェルネス・タッチケア®を行うと、普段から副交感神経が優位な状態になり、イライラや不安を感じにくい(そのような感情に対処できる)効果があると推察されます。
②状態セルフコンパッション尺度
①と同じく、実験全体の前後で有意差の検定を行いました。
その結果、「自分への優しさ」と「マインドフルネス」の得点は有意に上昇し、「自己批判」「過剰同一化」は有意に低下していました。
このことからセルフウェルネス・タッチケア®は、皮膚にやさしく触れることで「自分への優しさ」が高まり、そこに意識を向けることで「マインドフルネス」の状態が高まると言えそうです。
また自愛の気持ちが高まることで、「自己批判」は低下し、またマインドフルネスの効果により、「過剰同一化」(ネガティブな感情を感じ混乱して感情にコントロールされてしまう状態)は低下することがわかりました。
今回の実験で、気分やストレスだけでなく、セルフコンパッションを高める効果があることが認められました。セルフコンパッションが高まると、自分に起こる困難や苦境に対して、粘り強く立ち向かう姿勢が作られ、心を前向きな状態にすることができます。またそのような場面に直面しても、自分を肯定するエネルギーに意識を向けることができ、精神的回復力が育まれていきます。
(分析:桜美林大学 山口創教授)
以上のことから、セルフウェルネス・タッチケア®はセルフコンパッションを高め、不安や怒りなどのマイナス感情や疲労感を低減させ、活力を高めることが分かりました。
これからも、セルフウェルネス・タッチケア®をより多くの方に体験、習慣化していただけるように、体験講座や指導者養成講座などを引き続き開催していきたいと思っております。
株式会社ウェルネスライフサポート研究所
代表取締役 加倉井さおり
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